保健所長あいさつ
皆さまにとって公衆衛生医師の仕事がどういうものかイメージしにくいかもしれません。臨床医が患者個人を診断・治療するスキルが求められることに対して、公衆衛生医師は社会全体に広くアプローチするスキルが求められます。
現在名古屋市では、6種のがん検診がそれぞれ自己負担500円で受診できる「ワンコインがん検診」など、予防医療の推進に努めています。保健センターでは乳幼児健診や感染症対策をはじめとする健康づくり事業などを実施しています。このような市民の健康を守る取組みの中で、医師としての専門知識を生かし、各方面との調整を図って地域の課題を解決できるところが、臨床医とはまた違った醍醐味であると思います。また、行政職員としてワークライフバランスが良いことも魅力の一つです。
このやりがいのある公衆衛生行政に関心を持っていただき、ともに仕事ができる日が来ることを楽しみにしております。
名古屋市保健所長 松原 史朗
