保健所長あいさつ
名古屋市は東京、大阪の中間に位置し、人口230万人を擁する大都市です。交通の要所であり、経済産業活動が活発で、教育・医療機関にも恵まれた暮らしやすい街です。
名古屋市内16区には、1か所ずつ保健センターが設置され、それぞれ1名以上の公衆衛生医師が配属されています。保健センターでは、乳幼児健診、感染症対策、健康教室など、市民の健康を守る数多くの事業に取り組むと共に、近年では地域包括ケアシステム、健康危機管理などより広く社会を守る役割が求められています。また、名古屋市本庁においても、複数の医師が行政実務に携わっています。
公衆衛生医師は、医師としての専門知識を生かし、各方面との調整を図って社会全体に広くアプローチし、地域の課題を解決できるところが醍醐味であると思います。また、行政職員として休暇・研修制度が整っていることも魅力の一つです。名古屋市では、公衆衛生医師の社会医学系専門医の取得や研究活動を奨励しており、若手の育成にも力を入れています。
このやりがいのある公衆衛生行政に関心を持っていただき、名古屋市民の健康を守るために、ともに仕事ができる日が来ることを楽しみにしております。
名古屋市保健所長 小嶋 雅代